| 商売のい・ろ・は 「原動機付自転車のレンタル料金は・・・・。」
今の時代は本当に便利だ。パソコンでちょいと調べればすぐにわかる。 「ええっと・・・・・。」
今度うちの会社で新サービスとして原付のレンタルを考えているのだが、参考までに他の所ではいくらで貸出しているのか調べてみるのだ。 検索エンジンに“原動機付自転車 レンタル”と打ち込む(なんとなくドキ・ドキ)
自分達で考えたサービスが他の所でやっているか調べる・・・・。もしやっているとしたら他のところの料金も気になるからだ。 今まで考えた事はなかったが、調べてみて、初めて世間一般の原付レンタル料金がわかる。
それにしても自分達で新たに始める事業はとてもワクワクして楽しい。 貸出し料金から商品規格、貸出方法、自分達の考えたニーズの有り無し、いろいろな結果が手に取るように判るからだ。 自分のアイディアの社会一般価値とでもいうのだろうか。
「1日3000円!?か・・・・・。」
大体いくつかのサイトを見てみたが1日3000円というのが相場らしい。でも自分が借りる方の立場としたらちょっと高い。 その値段だったら、当社のレンタカーが1日3500円なので自分だったら迷わずレンタカーだ。
原付といったら普通免許で運転できるので多くの人が借りられる条件であり格安というイメージ(料金)でなければいけない。 ちょっと旅行や仕事できて予算的には車は借りられないが自転車での移動はキツイという方にぴったりなのが原付レンタルのイメージだ。
「他が3000円なら当社では半額の1500円でいくかなぁ・・・・。」
なんとなく私はそう思って奥のイスに座っている親父(本人はフリーターといってるが会長的存在)に相談してみた。
私「原付をレンタルしようと思っているんだけど他が1日3000円だから半額くらいで貸出したらいいかなと思って・・・・。」
親父「原付レンタル!?いいねぇ。便利で・・・・。でも1日3000円の半額で1500円では誰も借りないよ。」
私「そうかもしれないね・・・・。じゃーいくらにしようか・・・・・。」
親父「1日500円!!ヘルメットと保険付」
私「安っ!!」それではとても採算は取れないよっ・・・。
私「保険代だってレンタルでいろいろな人が使うとなったら年間5万円前後するみたいだし。車両とヘルメット入れたら割りに合わない投資だよ(汗。 原付の寿命だっていろいろな人がアクセル全開で乗れば半年位しかもたないし・・・。つーかぜんぜん回収できないよ。」
そこで親父はあきれた顔をして一息入れて静かに話し始めた。
「いいかー。この原付レンタルの投資額はこの会社でいったらその辺に落ちている髪の毛、ちょっとほじった鼻くそみたいなものだ。例えそうでなくてもその位でやって丁度いい。だから採算がどうだとか、他の所がいくらだとか関係ない。比較対象タクシー料金、レンタカー料金なんだよ。タクシーが初乗り660円ならそれよりも便利で使いやすい方がみんな喜ぶだろう!?」
そして・・・続ける
「いいか・・・。経営というのはねぇ、他がいくらとか採算はいくらだとか言っていては勝ち残っていけない。つまり消費者のニーズについていけないんだよ。だからいくら投資額が大きい、採算でいえば回収できないとしても・・・そう、回収できないとしてもだ!!一度競争に入れば他に絶対に負けないだけの設備投資や値段設定をしなければいけない。逆にそれだけの器量・経営体力が無いものは経営していけないし生き残っていけないんだよ。だから本当は原付レンタルは10円でも20円でも良いくらいなんだ。」
そういえば親父が大家さんにリフォームの提案をしている時もそのような事を言っていた。
悩んでいる大家さんに親父が今のお客さんの考え、状況、現状を説明する
親父「バブルのときにした大家さんの莫大な投資金額は今の入居者には関係ないんですよ。入居者は今その建物の設備が家賃の割りにお得かそうでないかという判断しかしません。損していると感じれば他にも建物はいくらでもあるのでそちらに引っ越してしまうんです。」
入居者の立場からすればまったくその通りである。(-_-;)
私「じゃー、わかった。1日1000円にしよう!!キりがいい。」
親父「500円だな・・・。」
私「うーん。じゃー700円。」
親父「ふふ・・・いくらでも良いよ。社長さんに任せる・・・・・・(ニヤリ」
というわけでこれでも本当に採算には合わないのだが原付バイク1日700円(保険付)で貸出す事になった。
バスを待っているのは嫌でタクシーは料金が高い。レンタカーを借りるほどの予算も無いが自転車ではつらいという方「原付レンタル」お薦めですので是非レンタルしてみてくださいね。※現在は原付のレンタルはしておりません。
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